- らしく研究所
- 2024年9月18日
- 読了時間: 3分
2024年9月14日発行の日経新聞に米国と日本の転職回数についての記事が掲載されました。
(下記の図は、記事から抜粋したものです)
以前から言われていることではありますが、日本のメンバーシップ型雇用は「就職」ではなく「就社」の意味あいが強いので、その会社への愛着から長く勤める人が多い傾向にあります。それが図の平均勤続年数からも見て取れます。
また、日本では勤続年数の長さによって給与が上がる仕組みの企業が多いため、より1社で長く働く傾向にあるのでしょう。
そんな「生涯1社」の労働者が多い日本においては、これまで転職者に対しては「仕事が続かない人」というネガティブな評価をすることが多かったように思います。
それは「入社した会社で定年まで働くことが当たり前」という考えが常識とされていたからです。
ところが、この10年間で転職者が増えています。これは、社会の転職者に対する認識が変わってきたことの現れではないでしょうか。また、これまでの会社主導の働き方から、労働者主導の働き方に変わってきたことや、人々の価値観が多様化してきたことも影響していると言えそうです。
もちろん今勤めている会社が自分に合っている、希望通りの条件で働けているという方は転職の必要はなく、これまで通り1社でキャリアを積んでいく道を選択するでしょう。
しかし「仕方なく」今の会社で働いている人はどうでしょうか。人生100年時代に入り、
ひと昔前のように60歳で定年を迎える時代は終わりました。70歳まで働くことが当たり前の世の中になりつつあります。その長い時間を「仕方なく」過ごすことは、貴重な時間を無駄に過ごしていることになるのではないでしょうか。
もちろん自分の希望が叶う会社を見つけるのは、かなり難しいことではあります。しかし少しでもやりがいを感じられたり、自分の希望に近い働き方ができるような会社で働くことができれば、「仕方なく」働くよりも充実した時間を過ごせると思いませんか。
頭ではわかっていても、なかなか行動に移せない人も多いと思います。
なぜなら転職活動は、かなりの労力と時間、忍耐力が必要になるからです。
ましてや年齢が上がれば上がるほど、転職のハードルが上がるのも事実です。
下記の図は、マイナビ転職会員の平均応募者数です。(マイナビ転職サイトから抜粋)
この図からも分かるように、自分の希望する会社に出会うまでには、最低でも10社は応募する必要がありそうです。働きながら、多くの企業に応募し続けるのはとても大変です。
ましてや、なかなか選考に進めなかったり内定が出ないと、モチベーションを保つのは難しくなります。結局内定が出る前に挫折して転職をあきらめ、今勤めている会社で働くことを「仕方なく」選ぶ。そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。
そんな「転職をしたいけどできない人」におすすめなのは、一人で転職活動をしないこと、つまり誰かのサポートを受けながら転職活動をすることです。
ダイエットを成功に導くことで有名な○○ザップは、インストラクターの採用時に何を重視するかというと、相手にどれだけ寄り添える人か、という点を重視して採用するそうです。つまりダイエットは辛い!でも、常に寄り添ってくれるインストラクターがいることでダイエットを続けることができる、というわけです。
転職活動も、その人に合った方法で寄り添ってくれる人と一緒に行えば、挫折せずに続けられます。転職したいけど、何から始めればいいか分からないと悩んでいる方は、是非一度らしく研究所にご相談ください。一緒に伴走しながら支援を行うことを得意としています。
まずは、小さな一歩を踏み出してみませんか。
▼ご相談はこちらから